ドロミテ・アルコ 現地情報・費用等 2016

・コルチナ
5/23-29  6泊
キャンプ €7/人 テント€5 €110 <€4まけてくれた
食費 約€10/ 人
2人で行った場合 一日の生活費(食費とキャンプ代) 一人当たり約25€

教会広場近くにインフォメーションセンターがある。ここで地形図が手に入る。地形図は縮尺2万5千分コルチナとドライチンネの2種類のみ。コルチナの地図の端にドライチンネも入っているので、ここベースで登る分にはとりあえずコルチナのみあれば足りる。本屋やアウトドアショップでは地図は見つけられなかった。

・スーパー 教会広場近くのCOOPとセンター巡回道路沿いにあるスーパー(駐車場あり)の2箇所

・登山用品店
コルチナ 登攀用具を置いているのは2件?? ブランドショップはあるがウェアメイン。
COOPの4階のスポーツ用品売り場 登攀具少々、ロープ、ガイドブック等
QUOTA 1224 インフォメーションの隣のビル 小さ目だが登攀具の品揃えはある方

過去記録によくみられるK2スポーツは分からなかった。無くなった?シーズン前で閉まってる??

・Wifi 教会広場前歩行者天国通り周辺で無料


・アルコ
5/29-6/2  4泊

タウンセンターにインフォメーションがある。フリーのトポ冊子がもらえるが、アクセス情報等少ないので結局アルコのガイドブックを買うことになる。

・キャンプ
Campeggio Arco 4泊 €144  €36/泊 サイト代€13.5/泊 + €10.5/人
年間でハイ、ローシーズン細かく規定されており値段が異なる。
http://listini.camping.it/english/trentino/arco/prezzicamping.pdf

Camping Zoo こちらの方がタウンセンターから遠いが少し安い。 
http://www.campingzoo.it/prices/

・スーパー センターにあるが教会広場からは少し離れている。インフォメーションで教えてもらいましょう。マウンテンリゾートのコルチナより当然安い。
ワイン4合ボトル €2〜

・レストラン食費
ピザ €9〜大きいので2人でシェアでもいいくらい
グラスワイン €2〜
タップビア €5〜

・人工壁 アルコロックマスター会場が川沿いにあり、€10で人工壁使用可能。雨の日に使える。

・Wifi インフォメーションセンターと図書館でフリー

教会広場前の通りにアウトドアショップやレストランが軒を連ねる。
アウトドアショップはディスカウント率が高く、欧州メーカー品はお買い得である。
ロッククライミング道具だけでなく、幅広い品揃え。
ロープ50mはもはや主流ではなくあまりない。60m、70mが主流で80mもある。
La Sportivaの靴だけは専門ショップのみで他店では取り扱われていない。
本屋はヨーロッパ系のガイドブックが充実している。ドイツ語、イタリア語だけでなく英語版もある程度ある。

免税について
一つの店で一日当たり154.94€以上の買い物でリファンドチェックを発行してもらえます。
品定めをしたあと、なるべく1箇所で一度に購入した方が良いです。チェック作成にパスポートが必要です。

手続きはベネチア空港の場合2階のチェックインカウンター階にタックスフリーカウンターがあり、セキュリティーに入る前にここで必ずスタンプを押してもらわないといけません。基本は買った商品を未使用状態で見せることになっているらしいですが、リファンドチェック見せるだけで何も言わず判子押してくれました。セキュリティー入ったあと、両替カウンターでタックスリファンドの表示のあるところで、税還付してもらえます。円か€を選べます。手数料2ユーロ取られました。


・現地費用 €851 /2人 (一人5万円ちょっと)

・キャンプ代 10泊 €254
・食費 約€200 酒代含む
・ガス大 €13
・現地交通費 €384
内訳
レンタカー10日間 ¥28535 保険込  €228 ¥1€125換算
ガソリン代 106euro 10日間

高速・有料道路 50
内訳
ベネチアーコルチナ 7
トレチメ 24
ボルツァーノーアルコ 6
アルコーベネチア 13


・現地外費用
飛行機代 7万 6月安め 6−7万 7−9月高め10万以上

La bellezza della Venere 9P IV+ @アルコ周辺

Molinei Piramide Lakshmi エリア  
ルート:La bellezza della Venere 9P IV+ @アルコ周辺
高度差300m

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2016/6/1 晴れ
9:25 駐車場
10:40 取付きスタート
13:30-50 トップ
14:25 駐車場

アルコの街からドロへ向かい街を少し外れたところにあるLocation OLTRAというスポーツ施設の駐車場へ停める。

取り付きで迷う。通り過ぎて上に上がり過ぎ。他にもルートが色々あって、ボルトやルート名が書かれた岩を見つける。少し戻って他パーティーが登っているのを見つけ、我々の目的と同じルートと判明しようやく取り付ける。
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取付きに青ペンキでルート名が書かれている

1ピッチ目は木の生えている間を直線的に簡単な岩場を抜けて行くとだんだん岩登りっぽくなってくる。
各ピッチのアンカー支点には立派なリング付のボルトが打たれている。

P6010830_compressed.jpg2ピッチ目
P6010832_compressed.jpg4ピッチ目
P6010833_compressed.jpg5ピッチ目
5ピッチ目は右へトラバース気味にS字状に登るのでロープの流れに注意。
P6010836_compressed.jpg8ピッチ目
最後のハング帯を巻くところが、かなり露出感がある。うまくラインが引けたものだと思う。
P6010838_compressed.jpg最終ピッチ9ピッチ目
IMG_1234_compressed.jpgトップより Droの街見下ろし 遠方にアルコの街
下山はトレイルを辿って駐車場へ。

2008年の比較的新しいルート。

Torre di Falzarego @ドロミテ

Torre di Falzarego

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2016/5/28 朝晴れ午後曇り

Torre Piccola South Arete Comiciルート 7P IV+
8:40 駐車場
9:45 登攀開始
12:30 ピッコラ頂上
13:00 コル

週末で激混み。ピッコラのコミチルートは7パーティ?前半は沢山ボルトルートあり、ガイドブックに書かれている10の赤ペイントはない。

各パーティがいくつかのルートから取付き、2ピッチ目の合流で大混雑。上方のリッジ上のピッチは簡単で気持ち良いピッチ。

P5280806_compressed.jpg1ピッチ目
P5280808_compressed.jpg4ピッチ目

Torre Grande West Face Lassato ルート4P IV
14:00 登攀開始
15:40-16:15 グランデ頂上
17:40 駐車場

グランデはクライミングスクールの講習で先行3パーティー待ち。1ピッチ目はいくつものルートがあるが、順番待ちしてオリジナルルートを登る。

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下降は通常クライムダウンできるが、雪が詰まっていてスクールパーティーは50?60mの懸垂下降している。彼らが終わってから、クライムダウンして途中のピンから懸垂下降でコルへ。そこから歩いて駐車場まで行ける。

装備:
シングルロープ60m、 カム スモールラック 

Piz Popena Basso East Face  Mazzorana ルート 4P IV @ドロミテ

Piz Popena Basso East Face  Mazzorana ルート 4P IV

popena.jpgPiz Popena

2016/5/27 晴れのち曇り
14:10 駐車場
15:10 登攀開始
16:15-17:00 頂上
17:40 駐車場

チンネ偵察も兼ねパターンコッフェル行く。トレチメ道路は有料で24ユーロも取られる。しかし、アプローチのトンネル部の雪と氷のために敗退に。

ムスリナ湖に降り、パニーニ食べる。お昼すぎだったが、ポペーナ山へ向かう。頂上でスラッグラインやっているのに叫び声で気付く。その真下がルートなので見上げながら登っていく。

P5270800_compressed.jpgEast Face下 取付き付近

ルートはコーナー2ピッチからチムニー2ピッチを登って頂上へ出る。
ロープは60mあれば3,4ピッチ一気にいける。

P5270802_compressed.jpg1ピッチ目
P5270804_compressed.jpg最終ピッチ
トップでスラッグラインをしていた地元イタリア人達と交流。一般道を降りてジェラート食べて買い物してコルチナへ戻る。

LMusurina.jpgムスリナ湖

装備:
シングルロープ60m、 カム スモールラック

Hexenstein (Sass di Stria) South Rib 6P IV+ @ドロミテ

Hexenstein (Sass di Stria) South Rib 6P IV+ @ドロミテ

IMG_1125_compressed.jpgHexenstein 
左スカイラインがSouth Rib

2016/5/26 朝晴れ午後曇り
9:00 駐車場
10:50 登攀開始
13:10-30 頂上
14:00 駐車場

ガイドブックではFalzargo Passに駐車と書いてあるが、下山はValparola Passの方にあるので、戦争博物館手前の駐車スペースに停める。

アプローチはところどころ雪斜面のトラバース。南稜の岩に近づくと岩のリッジがいくつもあり、真下から見上げるとメインリッジがわからず、少し降りて確かめめてから、取り付き点に目星をつけてガリーを上がると左手の岩の上に残置ボルト発見。ボルトは見えなくいところにある。アプローチ20分と書いてあるが、かなり時間かかってしまう。

IMG_1165_compressed.jpg取付き
P5260779_compressed.jpg1ピッチ目
P5260780_compressed.jpg2ピッチ目
P5260781_compressed.jpg4ピッチ目
P5260782_compressed.jpg5ピッチ目
5ピッチ目のトラバース入り口で迷い残置リングで降ろしてもらい戻ってから右手チョックストーンの下を覗くと巨大なレッジが続いている。最後は岩間に溜まった雪を登ってビレイ点へ。
P5260783_compressed.jpg6ピッチ目
6ピッチ目は核心部のクラックIV+。残置ボルトあり。
P5260785_compressed.jpgHexenstein頂上
頂上には十字架が立っている。
IMG_1166_compressed.jpg頂上からの展望

全体的に歩き部分も多く。アルパインっぽかった。
下山は一般トレイルを辿る。雪に覆われている。ところどころ急なところには固定ワイヤーあり。

装備:
シングルロープ60m ルートは直線的で流れは悪くない。
カム スモールラック 適所に残置はあるが間隔が遠いのでよく使用した。

Cinque Torri @ドロミテ

Cinque Torri @ドロミテ

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2016/5/25 晴れ午後雲多し小雨
9:15 駐車場
10:20 Scoiattolo小屋

IMG_1152_compressed.jpgScoiattolo小屋

昨日の雪はだいぶ溶けたのでアプローチシューズで行くことに。チンクトーリリフト乗り場前に駐車。リフトはまだ営業していないので下から歩く。徒歩1時間ほど。営業ゲレンデ上部は雪の中を上がる。

P5250757_compressed.jpgCinque Torri

Torre Grande West Summit Via delle Guide 4P IV
P5250778_compressed.jpgTorre Grande

11:00 登攀開始
12:45 トップ
13:30 取付きに戻る

取り付きに不要なものデポ。各ピッチアンカーあり。

1Pトラバース部ボルトあり。うまくランナーとらないと流れ悪くなる。他は途中ピンない。2P以降傾斜落ちてホールドも豊富になる。3Pチムニーから。

P5250761_compressed.jpg
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懸垂下降25m2回で北峰、西峰間ガリーにおり、さらに1ピッチ懸垂下降。

P5250769_compressed.jpg

Torre Barrancio North Face 4P IV
14:10 登攀開始
15:50 トップ

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取り付きまで迷う。雪の中を歩き回り靴ずぶ濡れ。1,2Pは垂直でボルト適所にあり。3,4は傾斜落ちてボルト少なくなる。どこでも登れそうでラインわかりずらい。南側へ懸垂下降25m2回。

途中ハイカーやクライマーが多くなり、雪に覆われたスキー場を上がって来たのか気になっていたが、
岩上からすぐ下の5 Torri 小屋の駐車場に車が停まっているのが見える。
ガイドブックにもリフトが止まっているときは5Torri小屋の駐車場に上がれるかもしれないと書いてある。無駄に雪の中を歩いて靴を濡らしてしまった。

その後Falzargo Passへの道を何度も通ることになるが、5Torri小屋への道のゲートが開いていることもあれば閉まっていることもあったので、いつでも行けるわけでもないらしい。


装備:
シングルロープ60m 懸垂下降はロープ1本で可能。ルートは1ピッチ目以外は直線的で問題なし
カム スモールラック 易しいところは残置支点ないので有効。

アルプスまとめ2009

スイス

入国したらすぐに入手するもの:ハーフパス…電車、ケーブルカー等半額に。1ヶ月でCHF99だった。

Zurich チューリヒ
P8200001.JPG
ここは安宿はいつも満杯のよう。日程決まったら早めに予約すべし。


Zermatt ツェルマット
ヴァリス山群の拠点

P8200014.JPG
キャンプ場は駅から近い。CHF11。設備は簡素。
駅のロッカー CHF2で何日でも使える。安い!

天気予報はツーリストインフォメーションと山岳ガイドの建物内に掲示されている。天気図はマクドナルド内の新聞で見れる。

スーパー:COOP(駅前のビル内)とMIGROSがある。

登山用品店:たくさんあるが、登攀具を置いている店は一部。
ガイドブックを置いているところも少ない。本屋にもガイドブックを置いているところはある。

Grindelwald グリンデルワルト
ベルナー・オーバーランド山群の拠点

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キャンプ場駅から歩くとちょっと遠い。坂道を川まで下る。
Downtown Lodge 駅から一番近いドミトリー。CHF36朝ご飯付。部屋のスペースが広い。キッチンはキャパからするととても狭い。

天気予報はインフォメーションセンターにもあるが、Downtown Lodgeはインターネットがタダなので、そこで天気図、衛星画像等チェックしていた。

駅のロッカーあまり大きくない。数も少ない。CHF3/1day。

スーパー:COOP駅の近く。モンベルの横。

登山用品店:たくさんあるが、登攀具はあまりない。

フランス

Chamonix シャモニー
モンブラン山群の拠点

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carte d'hote(ゲストカード)…宿泊した宿でもらう。これでシャモニー谷内の電車・バスが無料になる。

キャンプ場何箇所かあるがちょっと遠い。メイン駅Chamonix-Mont Blancから一番近いところで徒歩15分くらい。8.5ユーロ/日

ロッカーない??
置き荷はキャンプ場の倉庫に置いてもらった。3ユーロ/日

スーパー:CASINOというチェーンがあちこちにある。

登山用品店:たくさんある。何でも手に入る。中心にあるsnell sportsが一番大きい。
ガイドブックもシャモニーエリアだけでなく他地域のものもたくさんある。英語のものも手に入る。

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Mont Blanc モンブラン

Mont Blanc 4807m
Route:normal route from Aigille du Midi
Grade:PD

montblanc.JPG


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2009/9/9
5.20 camp@Col du Midi
7.20 junction to Tacul
8.50 junction to Maudit
11.20 Mont Blanc summit
12.40 junction to Tacul
13.50 junction to Maudit
14.45 Col du Midi

UP:6hrs 1300mH DOWN:3.5hrs

シャモニー入りして、ガイドブックもないので右も左も分からず、掲示に導かれて真っ直ぐにツーリストインフォメーションに向かう。

キャンプサイトの場所を教えてもらうが、ここには一人日本語がしゃべれる女性がいて(それだけ日本人観光客が多いということですね)、その人に振られる。どこに行くのかと聞かれモンブランに行くというと、ルートと小屋は予約の有無と聞かれた。小屋は予約してないというと小屋はいっぱいで泊まれないと言われ、それはわかっているのでテントを持っていってキャンプしたいというと、その方が良く眠れるだろうといわれ、天気予報を調べてくれ、今週は良いようだとのこと。キャンプ禁止などとは一言も言われず、暗黙OKみたいな感じでした。

ノーマルルートと呼ばれるルートは5本あるらしいが、その中でスタート地点の標高が一番高いのがミディからのルート(Col du Midi 3532m)、しかし宿泊可能な小屋で一番標高の高いのはグーテ小屋(3817m)であり、頂上までの途中で避難小屋であるバロー小屋があるので、色々な条件を考えると一番登頂確率が高いルートはグーテのルートということになるのかもしれない。

ミディからのルートは時間が長く掛かるということだが、キャンプ装備を担ぎあげることを考えるとおそらく最も楽なルートということになるだろう。なにせグーテ小屋の場合電車の終点駅のニ・デエイグル駅から標高差1400m以上登らねばならないのだから。

それにこのルートはタキュルとモウディというモンブランから伸びる巨大な尾根上にある2つのピーク脇を巻いて行くルートで基本的に標高の高い尾根歩きだから展望も優れているに違いない。

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Mont Blanc du Tacul モンブラン・ドゥ・タキュル

Mont Blanc du Tacul 4248m
Route:Northwest face (normal route)
Grade:PD

tacul.JPGモンブラン・ドュ・タキュル

2009/9/8
14.15 Midi camp start
16.30 Mont Blanc du Tacul summit
17.30 camp

easy & short rock part around summit

9/8
とりあえずシャモニー周辺で最高の展望所と言われるエギーユ・デ・ミディの駅まで上がってきた。
駅から外へ出るとすごいところだった。

P9080536.JPGエギーュ・ミディ駅とコズミック稜

白茶色の花崗岩の要塞の中に駅があるようで、駅からテラスへ出ると下へ伸びる有名なコズミック稜がすぐ目の前にあり、モンブランを背景に多くのクライマーが登っているところを間近に見ることができる。また東の方には遠くにグランド・ジョラスが聳え立ち、北方向にはドリュを従えたエギーユ・ベルトが見える。

このモンブラン山群の山々は、地獄絵図に描かれる針の山に例えられるが、本当に鋭い岩峰群が視界全体に広がっている。写真で見たこともあるし、本で読んだこともあるし、いままでアルプスの他の山域を見てきた直後であるのにも関らず、実際目の前にするとちょっとショックでした。

世界の他の場所でもっとすごい山がたくさんあるには違いないが、そういうのとはちょっと違って、このシャモニーモンブランというエリアは世界中の中でも特殊な場所で、クライミングという行為あるいは文化というものが一般人の目の前に最も近くにある場所に思えた。

登山道具を放り出してしばらくミディの風景に見とれたあと、山に登りにきたことを思い出して、準備にとりかかる。駅の一角に氷の洞窟のようなところがあり、そこから下の氷河へ氷の痩せ尾根が伸びている。そこが登山者の山への入り口でこれから行く人山から帰ってきた人で忙しい。洞窟のスペースで多くの登山者がハーネスやクランポンを脱着し、ロープを結びあったりしている。駅と氷の洞窟の間には柵が置かれて、フランス語の注意書きがある。‘今年は雪が少なくこの先の尾根の状態は良くない。ここから先はとても危険なところでハーネスとロープを装着して行って下さい。’みたいなことが書いてあるようだった。ここは一般観光客の人気写真スポットになっていた。


キャンプ用に水4lぐらいもっているので重いです。
ミディの駅下の尾根部分が、午後で雪も柔らかいしクレバスがたくさんあり、不安定そうなブリッジを渡らないといけないのでちょっと危なそうなところです。

緩い斜面を下るとコル・ドゥ・ミディの非公式キャンプ場です。すでに何張りかのテントがある。

P9080573.JPGミディキャンプ場からの眺め

今日はミディのキャンプまで入ろうという以外はあまり何も考えていなかったが、時間があるなら体ならしぐらいしておいた方が良いだろうということでタキュル方向へ歩き出す。

P9080543.JPGタキュル北西面の登り

オーバーハングしたセラックの下を通りながら、タキュルの肩まで出るとその先のモウディとそのまた先にあるモンブランの頂上まで見える。もう午後4時で夕方だというのに、今日は天気が良いせいもあってモンブランの頂上にまだ大勢人がいる。

ここからはタキュルの頂上は遠くないので、頂上へ向かう。頂上は氷河の上に顔を出した岩の上だが、岩の部分も岩の間の氷のステップがあって全く難しいところはない。

P9080550.JPGタキュル頂上への稜線

タキュルは東面が岩壁になっており展望は良いです。頂上には金属製の十字架がある。

下りは速く1時間でテント着。

コル・ドゥ・ミディのキャンプ場でテントの窓から正面に見えるグランドジョラスの岩峰群が夕日に染まるのを眺めなから過ごした。なんて贅沢な。

P9080578.JPG夕暮れのグランド・ジョラス

Eiger アイガー

Eiger 3970m
Route:West Flank
Grade:AD

eiger0.JPG


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2009
9/5 foggy around mountains
Camp abave Eigergletcher

9/6 fine
7.40 start Camp
14.30 Eiger Summit
20.00 Eiger Gletcher
20.30 Kleine Sheidegg

UP: 7hrs 1650mH DOWN:6hrs

装備:ロープ、ハーネス、アックスx2、クランポン、ヘルメット、アイススクリューx1、ハーケン(アングル)x1
(スクリュー、ハーケンは使用せず)


アイガーはどのルートから登るか最後まで迷っていた。できればアルプスの中でも最も展望の優れた尾根の一つと言われる人気ルートであるミッテルギー稜から登頂したいという気持ちがあった。
アイガー登山で最も人気のあるルートであり、多くの人はガイドツアーも含めてミッテルギーを登り、南尾根を下るというパターンが多い。非常に長いルートで10時間以上かかるものと思われる。
ルートグレイドもDとマッターホルンよりワンランク上であり、私にとってはまだアルプスグレードとしては未体験ゾーンなので、できれば良い条件のときにトライしたい気持ちであった。


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Mönch メンヒ

Mönch 4107m
Route:Southwest Ridge
Grade:PD-

monch.JPG


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2009
9/1 fine
7.15 Mönchjoch Hütte start
9.00 Mönch summit
10.30 Mönchjoch Hütte

UP:1.45 500m DOWN: 1.30

装備:ロープ、ハーネス、アックスx2、クランポン、ヘルメット
(ロープ使用せず)

9/1 晴れ>夜雷雨
南西稜への取り付き地点は小屋のすぐそば。
尾根取り付きから岩尾根に付けられた踏み跡を辿り支尾根とのジャンクションに来ると正面にアイガーとそのピークから伸びるアイガー南尾根が見える。

P9010361.JPGアイガーと南尾根

そこからは、しばらく天気が良かったので、簡単でドライな岩稜とトレースのしっかりついた雪稜にはっきり分かれていた。

P9010357.JPG稜線

頂上手前のナイフリッジは両側切れていて高度感あり。それでもトレースがしっかりついていて、安定していた。シーズン初めや降雪後は確保する必要もあるだろうところ。

P9010360.JPGメンヒ頂上へ伸びるナイフリッジ

頂上は3つの尾根のジャンクションになっていて、各方面切れ落ちているのであまり広くはない。他に二人組みのもう1パーティがいるのみで静かだった。

P9010367.JPGメンヒ頂上

あとは目の前に見えるアイガーを登れば、トリオロジー終了だ。
といっても今日は午後から天気が崩れる見込みなので、一旦グリンデルワルトに降りてもう一度体制を整えなければならない。次のアイガーのことを考えながら頂上を後にした。

その日の夜は雷が鳴り山は荒れていた。

Jungfrau ユングフラウ

Jungfrau 4158m
Route:normal route via Rottalsattel
Grade:PD

jungfrau.JPG


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2009
8/31 fine
5.20 Mönchjoch Hütte start
6.40 ridge end
9.45-10.10 Jungfrau summit
11.10 rappel point
12.00 Spynx

the first part of the ridge end was 55 degree icy slope:
it may be the most difficult part on this route.

the another crux is the icy slope traverse from snowridge to rocky ridge.

the way down is directly down to the Jung Frau firn from the Rottalsattel traverse point. one 20m rappel.

UP:4.5hrs 650m Down:2hrs

装備:ロープ、ハーネス、アックスx2、クランポン、ヘルメット

8/30 快晴 Zermatt>Grindelwald>Monchjochhutte
グリンデルワルトに着いて、電車の外へ出ると目の前に巨大な岩壁が聳えている。・・アイガーに違いない。ツェルマットは少し離れたところにマッターホルンが見えるのだが、ここグリンデルワルトはもうすぐ目と鼻の先に壁が迫っているような感じで迫力が違います。

P8300282.JPG

まずインフォメーションセンターへ直行。天気予報を確認する。
とりあえず今日はこれ以上ない最高の天気。もったいない。晴れてから今日で4日目。この天気がいつまでもつか?天気予報ではあと2日ぐらいはもつらしい。天気が崩れると次はいつ登れるかわからない。

チャンスを逃さないために、今日中にメンヒヨッホの山小屋まで上がることにする。
駅のロッカールームに要らない荷物を置いて、最終便でユングフラウヨッホへ向かう。
グリンデルワルトからユングフラウヨッホまでの電車賃は往復で162フランと非常に高価である。いまから上がる人はあまりいないので電車は非常に空いている。一方下り電車は満席で立っている人もいる。

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Monte Rosa Dufourspitze モンテ・ローザ デュフォールスピッツェ

Monte Rosa Dufourspitze 4634m
Route: East ridge (normal route)
Grade:PD

monterosa.JPG


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2009
8/27
12.20 Roten Boden
15.45 monte Rosa Hut

8/28
4.10 Monte Rosa Hut start
5.50 Glacier end
9.50 Shoulder
11.30 Dufour Spitze Summit
12.50 Shoulder
14.40 Gl end
16.20 monte Rosa HUT

UP:7.20 1800m DOWN:4.30

装備:ロープ、ハーネス、アックスx2、クランポン、ヘルメット
(ロープ、ハーネスは氷河歩きのアンゼイレンに必要。今回は一人なので使わなかった。頂上下降で懸垂下降してNordend側へ降りるときは必要)


モンテローザ山塊にはピークが多数あるが、デュフォールスピッツェはスイス最高峰

8/27 晴れ
ツェルマットで天気を待っていたが、やっとしばらく晴れそうなので、山へ上がることに。

ツェルマットからGornergrat方面への電車にのり逆さマッターホルンが見えるリッフェルゼーで有名なローテンボーデン(Rotenboden)駅で下車。そこからモンテローザ小屋へ続くGoner氷河沿いのトラバース道を行く。目の前にブライトホルンからリスカム・モンテローザと見渡せて展望は抜群です。またヘルンリ小屋への道で見られたのとは異なる花も咲いている。あちらでは見れなかったリンドウや、高山性の地べたに咲く大きな白い聞くの花、丈の低いヤナギランなどが多かった。モンテローザのアプローチでエーデルワイスを見たという記録を見たので探していたが、結局は見つからなかった。

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Matterhorn マッターホルン

Matterhorn 4478m
Route: Hörnli ridge
Grade: AD-

matterhorn.JPG


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2009
8/22 fine some cloud
11.05 Schwartzee
13.50 Hörnli Hütte Campsite

14.50-18.40
I had a look at lower part of the route

8/23 fine
4.20 Hörnli Hütte start
7.15 Solvey Hut
10.15-45 Mattterhorn Summit
14.15 Solvey Hut
Hörnli Hütte


up 6hrs 1200m+700mH down 7hrs
many rappels on the way down from summit to around Solvey Hut

装備:ピッケル、クランポン、ヘルメット、ロープ、ハーネス、下降器

マッターホルンは尖がった山の代名詞として世界中で使われるだけあって、その山容は圧倒的である。周りのピークから一つだけポツンと離れており、急角度でそそり立っていて、一番登り易いとされるヘルンリ稜でさえも本当にそんなに簡単に登れるのだろうかと思わせるぐらい急峻に見える。

ルートはうまい具合についていて、あれほど急に見えるのに東壁側を巻いて歩いていける道がちゃんとある。尾根上に出てくる何箇所かの岩場も立派なフィックスロープが張られており、ロープを出さなくてもなんなく登れてしまう。下りもほとんどクライイムダウンで降りられるという感想が聞かれるが、懸垂下降の方がより安全ではある。

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Breithorn ブライトホルン

Breithorn 4164m
normalroute PD-

breithorn.JPG


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2009/08/21 Cloudy
11.20 Klein Matterhorn
12.40-13.15 Breithorn Summit
14.05 Klein Matterhorn

装備:ピッケル、クランポン

朝から曇っていて天気がよろしくない。高所順応のためブライトホルンに行くか迷ってぐずぐずしていると、山の姿が見えたり隠れたり…。乗り物の値段が高いので行っても展望がないと何かもったいないような気もするが、これからの行程のための順応と割り切って、行ってみることにする。

ツェルマットの端にあるゴンドラ駅まで歩き、ゴンドラ・ロープウェイと乗り継いで、クラインマッターホルンへ(Klein Matterhorn:小さなマッターホルンの意)。マッターホルンは雲の中で姿が見えないが、ブライトホルンやモンテローザ方面は雲間から見え大迫力です。

クラインマッターホルンを出ると年中開いている氷河上のスキー場が広がる。夏はスイスのナショナルチームも練習に来るらしい。

ブライトホルンの一般道往復だと時間的に短すぎるので、本当は高度順応のためにポルックス(Pollux)まで行ってみようかと最初は思っていたのだが、朝迷っていて出遅れてしまいとても時間がないので、一般道往復にする。後から知ったのだが、ブライトホルン中央峰に北の稜線から回りこむルートも簡単なミックスの練習になって良いらしい。

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今日の天気はそれほど良いわけではないが、登山者は多く、スキー場からしっかりしたトレースがブライトホルンの頂上へと伸びている。ブライトホルンパスまで緩やかな斜面を歩きそこからブライトホルン頂上目指して登って行く。途中何箇所か小さなクレバスがあるが問題ない。上へ登るにつれて凍っている部分も多くなるので、途中でクランポンを付ける。1時間ほどで頂上に着いてしまう。マッターホルンはずっと雲の中だが、モンテローザやリスカムはよく見えてきた。頂上で30分ほどのんびりしたあと、北の稜線を通って中央峰のコル経由で下山する。

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